KIKYONO DENTAL CLINIC
弘前市桔梗野2丁目5-23 ☎ 0172-35-8177
当ページでは、当院ドクターより歯を健康に保つための知識などを随時掲載させていただきます。
現在、新型コロナウイルスに対する消毒として推奨されているのは、次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)です。
これは皆様もご存知のように強アルカリ性であり、人体には使えません。
薄めた液でも、皮膚を傷めるおそれがありますし、万一、目に入ってしまうと失明の恐れもあります。
しかし、次亜塩素酸水は、歯科では20年前より歯周病治療として口腔内に使われてきました。また我々の体内の白血球は、体内で次亜塩素酸を生成し、侵入した細菌を撃退することが分かっています。
次亜塩素酸の殺菌力は、次亜塩素酸イオンより約80倍高いと言われ、次亜塩素酸水は、次亜塩素酸ナトリウムよりも高い殺菌活性を示すと言われています。(厚生労働省資料4-2)
これらを踏まえまして、次亜塩素酸水の新型コロナウイルスに対する除去効果は、次亜塩素酸ナトリウムと同等か、それ以上と考えられております。
また最近では、茨城県の水戸市や常陸太田市で、メーカーが無料配布したり、市役所が無料配布したりもしています。(現在は終了しています)
微酸性次亜塩素酸水は、ハイターと異なり手指や衣類の除菌もできますが、万一、体質に合わない場合は、使用を控えてご相談ください。
また、日光に当たると除菌効果が低下するので、遮光性容器か日光の当たらない場所で保管して下さい。
口腔洗浄液として、歯磨き液として、また台所やトイレ除菌などに対する詳しい使い方はスタッフまで、ご相談ください。
当院では、次亜塩素酸水(商品名ドクタープラス)を歯周病治療に活用していました。良く効く洗浄水ですが、むせやすいという欠点がありました。そこで登場したのが、2ppm以上のオゾン水です。これも優れものです。
何より咽をうがいしても、むせません。欠点は、作ってから30分しか保たないということです。当院では、オゾン水生成機を使用して、作り立てのオゾン水で洗浄しています。
口腔内顕微鏡で歯垢の細菌を観察するとき、間違って最初にオゾン洗口してもらうと細菌は全て死んでいます。これはドクタープラスも同じです。
そこで当院では、口腔内洗浄はオゾン水、歯ブラシ用の洗浄液はドクタープラスと使い分けています。ドクタープラスの使用期限は1年ですが、10ヶ月でやや効力が落ちてきますので、それを目安に使い切って下さい。
炭酸ガスレーザーを使用して約30年程経過します。この間、炭酸ガスレーザーは進化、現在は3台目です。またその他のレーザー機器も格段に進化し、今では医療機器として必要不可欠になっています。また、ほとんどのレーザー機器で、麻酔が不要な処置も増えています。
切ったり削ったりというハードレーザーですが、もう一つの使い方として、ソフトモードで使うと治癒を促進するという効果があります。
例えば、抜歯前にレーザー照射しておくことにより、縫合が不要になり、治癒が早まります。また、口内炎などにも良く効きます。
私は、自分の耳にできた膨らんだホクロを、レーザー照射した事がありますが、その後1ヶ月ほど照射したホクロがジクジクして余計な事をしたと後悔して放置していました。そうしたらなんと3ヶ月程で、気が付かないうちに奇麗に治っていました。
レーザーは、まだまだ発展していく機器だと思います。
3倍ルーペを使用して、10年程になります。当初は、眼が悪くなってからルーペを使おうと思っていました。ところが若いドクターがルーペを積極的に使用するようになって、なぜだろうという興味がわいてきました。
さっそくルーペを使用してみた所、最初は倍率の高さにクラクラしたのですが、慣れると見え方の次元が違います。今までも見えていたのですが、それ以上に見えます。こうなると不思議なもので、たえず高倍率で見たい欲求にかられます。知らないうちに、必需品になっていました。
ルーペは眼が悪くなったから使っているのではありません。もっと高倍率で見たいという欲求から使用しています。
ルーペを使用してから、見えなくても良い所が見えてしまうというために、診療自体が楽しくなっています。
今まで、歯磨き剤のフッ素濃度は、950ppmが最高でした。
最近、1450ppmという高濃度のフッ素配合の歯磨き剤が販売されました。
病院で使用しているフッ素濃度は9000ppmですので、医療用というわけではありませんが、虫歯予防には頼もしい味方になると思います。
では従来の950ppmのものは必要ないのかというとそうでもありません。というのは、高濃度の歯磨き剤はペーストタイプであり、歯の研磨により楔状欠損を引き起こす可能性があるからです。その点、950ppmのものは、泡状であり、これは歯を削る力がありません。
ただ最近の研究で、歯ブラシだけでも歯を削ることが分かっています。そういう点から考慮すると、基本は泡状の歯磨き剤か、洗浄水(ドクタープラス)を主体に使用して、補助として高濃度の歯磨き剤を使用するのが良いです。
ホームホワイトニングが激変しました。
ホワイトニングには、病院で施術する方法と、家庭で行うホームホワイトニングの二
種類があります。
病院で施術する場合は、約1時間程で終わりますが、知覚過敏が発生しやすく、
色の後戻りも早くおきます。
家庭で行う場合は、1日2時間で約2週間かかります。時間はかかりますが、知覚
過敏が発生しにくく、色の後戻りもゆっくりです。
欠点は、時間が、かかりすぎることです。
この家庭で行うホワイトニングに革命が起こりました。
なんと3分で済むのです。
しかも、歯周病予防、口臭予防、虫歯予防にもなるという優れものです。
今までは、歯を白くする「もと」である過酸化水素のフリーラジカルを、熱で発生
させていました。これが知覚過敏が発生する原因の一つでしたが、新しい方法では、
熱の代わりに化学反応で行いますので、歯のダメージが少なく、しかも今まで使えな
かったフッ素剤が使え、中和剤であるリンス剤が歯周病予防にもなるという優れもの
です。
これによって、ホワイトニングしながら、歯周病予防と虫歯予防の両方が可能に
なったわけです。
これは本来のホワイトニングに戻ったわけです。
もともと歯周病対策として、歯肉を過酸化水素洗浄していた所、歯が白くなる事を
発見したのが、ホワイトニングのキッカケでした。
その後、歯を白くする為に、薬剤の濃度が上がり、熱反応で結果的に歯にダメージ
を与えるようになりました。
また、今まではホワイトニングとフッ素剤の併用は駄目でしたし、コーヒーや赤ワ
イン、お茶などの着色飲料も駄目でした。
しかし、ついに、歯にダメージがなく、虫歯予防剤との併用が可能で、またどのよ
うな食べ物、飲み物とも併用できる、スプレータイプのホワイトニング方法が開発さ
れたわけです。
是非、このスプレーとリンス併用の新しいホワイトニング方法を、体験してみて下
さい。なお、このリンス剤は、口臭予防としても使用可能です。
私は、甘党だったせいもあって、28本、すべて虫歯であり、全歯治療を受けてきました。そのため様々な材料を自分の歯で試して、金やセラミックがなぜ良いのか、
身をもって体験できました。そこで、いよいよ入れ歯も実感したいという思いが非常に強くなったわけです。
ついに、入れ歯を実感したいために、1本の歯を抜き、片側の1本の歯を削り、両側で入れ歯をつくり、これを色々と材料を変えたり、設計を変えたりして試した所、あまりの実感情報に愕然としたものです。
一番驚いたのは、入れ歯では、ごはんが食べれない事です。それと、発音がうまく出来ない事です。
入れ歯のバネと歯がこする時の、何とも不快な音と感触が気になります。入れ歯のプラスチック部分の、舌感の気持ち悪さで吐きそうになります。
しかも、少し硬い食事では、歯や歯肉が痛いのです。次に不愉快なのが、入れ歯を入れていると口が火照る事です。
入れ歯をはずして、残っている歯で食べた方が、よほど楽です。入れ歯を入れている事自体が苦痛でした。
この状態を解決したのが、金属でつくる入れ歯でした。
これは、雪かき用のスコップで説明がつきます。プラスチックのスコップでは、すこし硬い雪では歯がたちません。無理をすればスコップが壊れるし、自分の腕も痛くなります。ところがアルミのスコップやスチールのスコップでは、氷であっても負けないし、自分の腕もそんなには痛くなりません。
剛性というのは、大事な用件だったのです。食事をするという事は、かなりの交合力が必要なのです。
プラスチックの入れ歯では、口の中が火照ってくる事が分かりました。これが、口が渇くという現象を生じ、入れ歯を外してる方が楽になるという原因でした。
これも、金属の入れ歯が解決しました。
金属は、火照らないのです。つまり金属は蓄熱しないのです。
その結果、金属の入れ歯は入れていて、交合がしっかりしてる方が、顎が楽だという事が分かりました。
口の中に入っている方が楽な金属の入れ歯と、口に入れてる事自体が不快なプラスチックの入れ歯では雲泥の差がありました。
ちなみに金属とは、コバルトクロム合金の事です。
ニッケルクロム合金は、やや耐久性に劣りますし、鋳造の条件では、金属臭がします。
上顎や、女性のように力のない場合は、チタン合金がお薦めです。下顎で、舌感を重視する場合は、金合金がお薦めです。
ただ、金属の入れ歯であっても、食事中は、入れ歯の下にカスは溜まります。この不快感に慣れるには2年程かかり、まったく気にならなくなったのは5年程経ってからでした。
よく、プラスチックの入れ歯でも、充分食べれるという方がいます。
これは、すでに交合力が衰えている証拠です。是非、金属の入れ歯を試してみて下さい。
問題は、交合力は強いのに歯肉粘膜が弱くなっている場合です。
こういうケースでは、薄い金属の入れ歯では、調整ですぐ穴があいてしまうので、プラスチックを選択するか、シリコーンで裏打ちします。
噛む力も強く、歯肉粘膜も丈夫な方が、プラスチックの入れ歯を長期間使っていると、残っている歯に負担がかかりすぎ、徐々にバランスが悪くなってきます。
その結果、残っている歯が弱くなって、最悪、抜歯という場合も少なくありません。
今残っている歯を大事にしたい方、もっと違和感のない入れ歯を入れたいと思っている方、是非、金属の入れ歯を試してみて下さい。
費用は材料や付加物によって違いますが、15万円から20万円程、かかります。(金合金は、もう少し高いです。)
インプラントが1歯で20万円程かかる現状では、金属入れ歯は、まだまだ価値があると思います。
歯の治療は誰でも緊張します。
普段は安全な歯科麻酔でも気分が悪くなる場合があります。
体調の悪い時や二日酔いの時は麻酔が効かない場合もあります。
事前に伝えて下さい。
また緊張のため嘔吐反射も出やすくなります。
口の中のバイ菌を少なくし、口腔粘膜の過敏症を軽減するためにも
必ず歯磨きをして来院して下さい。
例えば車を買うと、定期点検や洗車や車検などが必要です。
また運転するためには、交通法規や車の知識などが必要です。
皆さんの歯も、使い方の知識や、定期点検、クリーニングなどの
手入れなどがあって、長期の使用が可能になります。
歯は、急激な温度変化には弱いものです。
だから冷たいものは冷たく、熱い物は熱くという食事スタイルの方は、
歯にクラック(ひび割れ)の発生が多いものです。
この事が知覚過敏や虫歯、歯の破折の原因になります。
一度でも、詰めたり被せたりという治療を受けた場合、
その充填物やセメントをどう保たせるかという問題に
ほとんどの方は関心がないみたいですが、
このメンテナンスこそが一番重要なのです。
そこで、歯の強化にはフッ素塗布やフッ素イオン導入が、
効果的です。
歯が丈夫でも、歯周病で歯を失う方は、とても多いです。
歯周病の予防には、クリーニングやポケット薬液洗浄が有効です。
こまめの手入れこそが、歯の長持ちの秘訣と言えます。
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